那珂組団体参拝 第三班、出発。
2023年4月26日〜28日、親鸞聖人ご誕生850年・立教開宗800年慶讃法要に那珂組の団体参拝(3班)として、37名の皆さんでお参りしました。
26日、博多駅から新幹線で京都へ。
京都国立博物館で特別展「親鸞・生涯と名宝」を見学し、
親鸞聖人のご廟所「大谷本廟」に参拝しました。
翌 日 −
27日朝6時、お晨朝(じんじょう)へお参りした後、午前中の法要参拝。
あたたかい春風がそよぐ心地よいお天気でした。全国からご参拝のご門徒の皆さまと満堂の御影堂でお参りしました。
ありがたいご勝縁でした。
法要後、京都から奈良県南部へ
京都から奈良へ、
神武天皇をお祭りする橿原神宮へ参拝。
長い参道でした。
休憩をとる妙楽寺ご住職と、梶原の真教寺前ご住職。
その後は、明日香村の石舞台古墳へ。巨石30個(総重量2300t)を積み上げた石室古墳です。
蘇我馬子の墓と言われています。
THE KASHIWARA ホテルにて
橿原市のホテルでの夕食会は、「団参・奈良クイズ」で盛り上がりました。
那珂組組長を歴任された皆さん揃い踏み。
4月28日最終日 −
最終日の28日は明日香村から桜井市を巡ります。
飛鳥寺は、蘇我馬子が発願し推古天皇4年(596)に創建された日本最初の仏教寺院です。
その御本尊である飛鳥大仏(釈迦如来像)は、堂宇が兵火や雷火災で幾度も焼けても、1400年の間、同じ場所に鎮座し続けています。「聖徳太子も皆さんと同じ場所に座り、手を合わされたことでしょう」とのご住職の説明に、身が震えるような思いでした。
橘寺は、その聖徳太子がお生まれになった場所であり、聖徳太子を御本尊とされます。親鸞聖人は聖徳太子を「和国の教主」(日本のお釈迦様)と讃えられ、多くのご和讃を作られました。境内には飛鳥時代の石造物で、人の心の善悪二相を表した「二面石」もあります。
その後、桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)へ。
三輪山を御神体とする日本最古の神社です。平日でも多くのご参拝でにぎわっていました。
参道にあるお店で昼食。ご当地名物の三輪そうめんと柿の葉すしをいただきました。
道の駅、「なら歴史芸術文化村」でお買い物をして、新大阪駅へ。新幹線で、無事に帰路につきました。
那珂組 団体参拝を終えてー
今回の那珂組の団体参拝は、3班で合計133名のご参加でした。
久しぶりのご本山の大法要で、全国からご参拝の皆様と、嬉しくありがたくお参りすることができました。
第1班に家族で参加した9歳の女の子がいました。
彼女は今年の5月21日の誕生日で10歳になります。なんと、親鸞聖人と誕生日が同じです。
夕食会の席で皆さんに紹介して那珂組からの記念品を渡し、「50年後の親鸞聖人ご誕生900年の法要にもお参りしてね」と伝えると、「はい」と大きな声で返事をしてくれました。
その後、家に帰ったのち、おばあちゃんに「私ね、しんらんしょうにんと誕生日が一緒だって」と嬉しそうに報告してくれたそうです。
たくさんの子どもたちが50年後のご勝縁に遇えるように、しっかりとバトンをつないでいきたいと思います。
那珂組団参部 部長
一心寺住職 傍示憲昭
大谷本廟にて、親子で一枚。
最後にひとこと:『1ケ月に3回は、ちょっと詰め過ぎましたが、皆さんのご協力で無事に終えることができました。あー、楽しかった。』