那珂組コラム

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那珂組白鵠会会長あいさつ ~白鵠会のご紹介~

白鵠会会長あいさつ

 

~遠慶宿縁~

 

現在、当会では定例会にて、「こども・若者向けの法話」をテーマに研鑽しています。ちなみに、前回のテーマは「お通夜の法話」でした。

担当講師のご法話をお聴聞し、講評会をします。法話担当の時は、なかなかの緊張感があります。設定上、聴衆は子ども・若者ですが、目の前には会員の僧侶がズラリ座ってお聴聞しています。話しにくい状況ですよね...。法話実演の緊張感もありますが、講評会もイイ緊張感です。それは、発言することで発言者自らの研鑽につながるのです。お互いが尊い気付きをいただくのです。この緊張感がとても大事であると思います。

さて、コロナ禍によって生活様式が一変しました。この4年間、いい意味でも悪い意味でも、大きな変化を生み出しています。その一つとして仏事があるでしょう。仏事の簡略化等が叫ばれていますが、私は“仏事のあり方”を考える尊い機縁になったととらえています。

常に緊張感をもって一つ一つの仏縁を大事にできる僧侶、この姿を目指し白鵠会での研鑽を継続して参ります。

 

白鵠会会長・井上浄英(真教寺)