私を支える大きな柱
ある雑誌を読んでいると、『私を支える大きな柱』というワードが私の眼に留まりました。人間は、【時間】【関係】【自律】の三つの柱で支えられていて、その一つでも失うと不安や孤独を感じるそうです。
【時間】による支えとは、未来の自分への展望があるということ。元気でいれば「次は何をしよう」「今度は何処へ行こう」など、先を見据えながら頑張っていけるそうです。
【関係】による支えとは、家族や友人だけでなく、わたしたちは生きとし生けるもの多くの命の中で沢山の縁に出会っていきますが、繋がりがあれば支えになり、誰とも繋がりが無くなれば孤独になる。ご縁とは有り難いものです。
【自律】による支えとは、自分で出来るということ。どんなに将来に時間があっても、沢山のご縁の中で関係があっても、自分のことが自分で出来なくなると哀しいものです。
私自身、還暦も間近になり振り返ってみますと、自分自身がどれだけの支えを頂きながら過ごしてきたことか、この歳になって今更ながら「私を支える大きな柱」にあらためて心を動かされました。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
長円寺 住職 高橋 信証