先日、お参りのために御門徒様の家に向かう道中、車の中で流れるラジオに耳を傾けていたところ、どうも日本人と外国人ではマスクの着用に対する認識が少し違うようだと話をしていました。 パーソナリティの方が言うには、マスクの着用に日本人はそ…
那珂組コラム - 今月の法話
今月の法話 令和4年 5月[ 寂静寺 佐々木 龍明 ]
『 記憶に残し、形で伝える 』 97歳で亡くなられた方の二七日のお参りのことでした。 お勤めが終わり振り返ると、お祖母さんのひ孫さんが手に立派な念珠を持ってちょこんと座っていました。 幼子が持つにしては立派すぎるので、「その念珠は…
今月の法話 令和4年 4月[ 専光寺 藤井 直道 ]
花まつり(灌仏会) 4月8日は「花まつり」の日です。 たくさんの花で飾った花御堂(はなみどう)の誕生仏に甘茶をそそぎかけたり、白い像をひいてパレードをしたりと、釈尊(お釈迦様)の誕生をお祝いする行事が各地で行われます。 『なかがわ…
今月の法話 令和4年 3月[ 明応寺 藤野 光信 ]
3月に入り、境内の枝垂れ桜の蕾も膨らみ始めました。彼岸の入りの頃には満開となっている事と思います。 さて、彼岸を迎えると忘れられない想い出があります。 それは40年くらい前の話です。当時、ご法事といえば三部経さまでした。正座で2時…
今月の法話 令和4年 2月[ 真教寺 井上 浄英 ]
迷子にさせない! 忘れもしません。今から43年前、私が小学校2年生の時でした。福岡市天神にあるデパート・岩田屋の屋上で迷子になりました。当時の岩田屋は今の場所ではありませんで、現在のパルコというショッピングビルが当…
今月の法話 令和4年 1月[ 浄光寺 松藤 一誓 ]
御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう) あけましておめでとうございます。 1月は私たち浄土真宗本願寺派にとって大切な日がございます。1月16日は宗祖、親鸞聖人(本願寺派のお仏壇では、向かって右側に御絵像のお掛け軸がさげられます)の…
今月の法話 令和3年12月[ 教徳寺 髙原 隆則 ]
美しく老いる 拙寺前住職・髙原信一(来月92歳)が31年前、福岡大学の教授時代に老人クラブ連合会会長・内野豊年先生から依頼を受け、那老連の機関紙に寄稿した原稿をご紹介します。 これは、春の彼岸の折、ご門徒様が「おばあちゃんの遺…
今月の法話 令和3年11月[ 正應寺 大鶴 智恵 ]
御取越(おとりこし) 11 月に入り、私どものお寺では『御取越(おとりこし)』のお参り が始まりました。 『御取越』とは、本山や寺院に先駆けて『報恩講』を各家庭で行う行事のことです。『お引き上げ』や『ほんこさん』と呼ばれる地…
今月の法話 令和3年10月[ 西林寺 安武 義修 ]
仏前結婚式 『 暑さ寒さも彼岸まで 』とはよく言ったもので、お彼岸を境にずいぶんと過ごしやすい季節になりました。いよいよ10月、秋本番です。 とはいえ、昨年から続くコロナ禍において、各お寺では法要や行事の中止が相次ぎ、これから”報…
今月の法話 令和3年 9月[ 光明寺 伊藤 真利 ]
「ちかい」 9月に入り、お彼岸が近づいて参りました。私共のお寺は境内にて幼稚園を運営しており、お蔭様で、今年で70周年を迎えます。この時期になると、来月の運動会に向けて、練習に励む子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。 数年…