「帰敬式、それはあなたの2回目の誕生日」 これは築地本願寺のホームページ内にある「帰敬式」のページにある言葉です。そしてこのように続きます。 「あなたが生まれたときが1回目の誕生日。 そして、あなたが法名をいただいた日、仏弟子とし…

那珂組コラム - 今月の法話
今月の法話 令和6年 4月[ 寂静寺 佐々木龍明 ]
阿弥陀如来の本願は かならず救うまかせよと 南無阿弥陀仏のみ名となり たえず私によびかけます 「 一月は行く、二月は逃げる、三月は去る 」 と申しますが、年度末の三か月は瞬く間に過ぎ新年度を迎えました。「それ、春も去り秋も去りて、…
今月の法話 令和6年 3月[ 専光寺 藤井直道 ]
「時の流れ」を歩む 私が現在のお寺に入寺して15年以上が経ちました。その間、私の身近にも色々な変化がありました。この町で出会った人との今生の別れあり、この町の風景もゆっくりと少しずつその姿を変えてきたように思います。そして変化はま…
今月の法話 令和6年 2月[ 明應寺 藤野光信 ]
受け止める 大地のありて 椿落つ 梅の花が咲き匂う頃となりました。皆さまにはご健勝にてお過ごしのことと存じます。 今年の元日は能登大震災により、亡くなられた方や、今でも避難生活を送られてある方が沢山おられます。心よりお悔やみとお見…
今月の法話 令和6年 1月[ 真教寺 井上浄英 ]
親鸞さまは、私のとなりにいらっしゃる ご本山・本願寺(西本願寺)では、『御正忌報恩講』が1月9日~16日まで勤修されます。 『御正忌報恩講』とは、宗祖・親鸞聖人のご法事です。浄土真宗の全ての寺院で、この法要は必ずお勤まりになります…
今月の法話 令和5年12月[ 浄光寺 松藤一誓 ]
帰る場所、また会える場所 今年も残りあとわずかとなりました。 皆さまは今年、どちらへ旅行へ行きましたか?よく、人生は「旅」であると例えられます。しかし旅であるとするなら、最後に帰り着くところが明らかになっていなければなりません。 …
今月の法話 令和5年11月[ 教徳寺 髙原隆則 ]
変わるもの、変わらないもの、深化する時を感じて 今年は、私たち教徳寺の第十七世神洞(じんとう)師100回忌、また現在の本堂建立100周年を迎えます。親鸞聖人御誕生850年、立教開宗800年の記念にも合わせ、慶讃法要を勤修いたします…
今月の法話 令和5年10月[ 正應寺 大鶴智恵 ]
みのりの秋 まだまだ暑い日が続きそうですが、少しずつ秋の気配も感じるようになってきました。お寺の近くにある田んぼも稲刈りが終わり、先日ご門徒さんから、ご仏飯用に新米を頂きました。 毎年ご仏飯に困らぬようにとお持ち頂き、有難いことで…
今月の法話 令和5年 9月[ 光蓮寺 簑原智海 ]
浄土真宗には「初参式(しょさんしき)」という行事があります。 多くのご縁の中で恵まれた子供の誕生を阿弥陀様に報告し、預かった尊い命を、み教えの中で手を合わせながら育てていきますと誓うお勤めです。そして同時に、子供たちにとっては、初…
今月の法話 令和5年 8月[ 一心寺 傍示憲昭 ]
「私をささえる言葉」 お盆を迎えます。今から35年も前のお話しです。 本願寺の鹿児島別院に勤務して初めてのお盆法要を迎えました。8月13日、ご門徒宅をお盆参りしていました。その日だけで50軒ほどお参りしたかと思いますが、もう終わり…