美しく老いる 拙寺前住職・髙原信一(来月92歳)が31年前、福岡大学の教授時代に老人クラブ連合会会長・内野豊年先生から依頼を受け、那老連の機関紙に寄稿した原稿をご紹介します。 これは、春の彼岸の折、ご門徒様が「おばあちゃんの遺…

那珂組コラム - 今月の法話
今月の法話 令和3年11月[ 正應寺 大鶴 智恵 ]
御取越(おとりこし) 11 月に入り、私どものお寺では『御取越(おとりこし)』のお参り が始まりました。 『御取越』とは、本山や寺院に先駆けて『報恩講』を各家庭で行う行事のことです。『お引き上げ』や『ほんこさん』と呼ばれる地…
今月の法話 令和3年10月[ 西林寺 安武 義修 ]
仏前結婚式 『 暑さ寒さも彼岸まで 』とはよく言ったもので、お彼岸を境にずいぶんと過ごしやすい季節になりました。いよいよ10月、秋本番です。 とはいえ、昨年から続くコロナ禍において、各お寺では法要や行事の中止が相次ぎ、これから”報…
今月の法話 令和3年 9月[ 光明寺 伊藤 真利 ]
「ちかい」 9月に入り、お彼岸が近づいて参りました。私共のお寺は境内にて幼稚園を運営しており、お蔭様で、今年で70周年を迎えます。この時期になると、来月の運動会に向けて、練習に励む子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。 数年…
今月の法話 令和3年 8月[ 法善寺 楠 壽彦 ]
今年も昼は境内から蝉の声、夜には田んぼから蛙の声が聞こえる暑い盛りの季節がやってまいりました。 私ごとですが、今年の5月で住職として法善寺を御預かりさせていただく運びとなりました。 僧籍(お坊さんの免許)をいただいて5年が経ちます…
今月の法話 令和3年 7月[ 浄運寺 白山 義章 ]
7月といえば、毎年仙台へ来ていました。 東日本大震災被災地域の、特に放射能の影響で思う存分外で遊んだりする事が出来ない子どもたちに夏休みを利用してゆっくりと楽しい時間を過ごしてもらおうと福岡に招いて協力寺院に泊まってもらうホームス…
今月の法話 令和3年 6月[ 光蓮寺 簑原 智海 ]
米粒ひとつにも 私の住むお寺は那珂川の中山間地域にあり、まわりには豊かな自然と田んぼが広がります。先日から田んぼに水が張られ、代掻きも始まりました。この時期、夜中に仕事をしていると、窓の外からはカエルの鳴き声だけが聞こえてきます。…
今月の法話 令和3年 5月[ 妙楽寺 原田 宗明 ]
親鸞さまのご誕生 今月の21日には、私たちの宗祖、親鸞聖人のお誕生をお祝いする『降誕会(ごうたんえ)』をお迎えいたします。みやこの中心から、山ひとつ越えた緑豊かな環境の中で幼少期を過ごしていらっしゃったようですが、御年9歳の時にご…
今月の法話 令和3年 4月[ 専宗寺 佐野 唯信 ]
「また会おうね」と言えるお別れ 昨年、98歳でご往生された、月忌参りで毎月顔を合わせていたご門徒のおばあちゃん。「さようなら」というのが嫌いで「また会おうね」という言葉でいつもお別れのあいつをされていたと、ご法事でご家族からうかが…